KANKENのショルダーストラップ・チェストストラップ

1978年に電話帳をモチーフに、丈夫で長持ちして軽くて学校の持ち物が全部入るような、子供が通学で背中を痛めないためのバックパックとして生まれたのがカンケンらしい(kankenで運ぶの意)。が、しかし、カンケン(16ℓ)だとショルダーストラップが細すぎて、モノを入れすぎると肩に食い込むし、背中への固定がゆるくて使いにくい。上着の方部分が痛むし、固定がゆるいので背中部分もすれて摩耗してしまう… 別売りのショルダーパッドチェストストラップを装着することで初めて安定するわけですが、そもそもそんなにものを入れるような使い方をするなよと言われればそうかもしれない。


ただ、カンケンLaptop15(18ℓ)・Laptop17(20ℓ)をはじめ、2024年に新発売になった通勤・通学にもと推しているカンケンOutlong(18ℓ)にはそもそもショルダーパッドが最初からついている。アクセサリーとして売られているパッドも昔は4色くらいしかなかったのが、今やいろんな色が展開されている(自分の持っているカンケンの色に合わせてオリーブ色のショルダーパッドを使っているが、公式サイトだと見当たらない。人気なくて消えた?)。さらにOutlongにはチェストストラップが最初からついている。実用を考えるとやはり2つのアタッチメントが必須と、公式もわかって売っている気配を感じる。


以下、もろもろ装着したKanken。底部分とストラップの根本が痛んできた上、ロゴの刺繍もほつれている。手で持つところだけ油分を手から吸って色が濃くなっている。。。

パッド・ストラップを装着したKanken no. 2


これだけ装着してバッグを背中にきちんと固定すれば、上着や背中への負担は確かに減る。が、Fjallravenの公式ポスター・写真だと、ショルダーストラップのびのびで、腰~尻のあたりまでカンケンバッグが落ちているものが多い。これだと、背中も上着の腰部分も痛む。公式代理店のスタッフにも聞いてみたところ、公式ポスター・写真だと確かに痛むし、ちゃんと背中に固定するように使ってもらった方が良いと思う、とのこと。海外でも使っている人をよく見るけど、あんまり重いものをいれていなければ、公式ポスター・写真の使い方で大丈夫だしおしゃれってことなのだろうか。


下の画像は2018年にベルリンにいったときにみた、おじさんに加筆された北極狐ロゴ(顔は写していないから許して。。。)。落書きされた後の顔、昔テレビのCMで流れていた、ひもでするする動く毛虫のおもちゃみたいでかわいい。ストックホルム・ベルリン・ミュンヘングラナダシンガポール深セン、どこに行っても若い女性が使っているのは見かけるが、おじさんは少数。

加筆されているロゴ