シングルバーナーについてのメモ #1

 イワタニのコンパクトバーナー(Max 2300kcal/h)とSOTOのST-301(3200kcal/h)を使っている。CB缶なのでイワタニのカセットガスをまとめ買いして使用している。イワタニのカセットガスは3000kcal/hで1時間程度、SOTOのCB缶が3200kcal/hで1.4時間程度なので、イワタニのカセットガスではSOTOのシングルバーナーの火力に対しては実際のところちょっと物足りない(すぐ空になる)。なお、イワタニのカセットガスとSOTOパワーガスのガス缶3本の価格はそれぞれ約500円と820円程度。パワーガスは高く見えるものの、総熱量で考えるとトントンぐらいではないかと思われるので、火力重視でSOTOパワーガスを買った方が良いのかもしれない。

 

 室内で使うぶんには通年特に問題ない。しかし、冬季屋外での使用に問題がある。イワタニのカセットガスは外気10度以上、カセットガスパワーゴールドが外気5度以上での使用を想定しているが、冬季はこれ以下の温度になり、特に真冬の水辺では夜間にマイナスにもなりうる。しかも、イワタニのコンパクトバーナーにもST-301にも、炎の熱の一部を使ってガス缶の温度の低下を防ぐ、といったヒートパネルのような機構がないのである。このため、使用しているうちにガス缶の温度は下がる一方である。使用しているうちに着火すらできなくなる。昨年大晦日犬吠埼で使用したところ、途中から火がつかなくなった。しかも、次の火の昼には着火するものの、風防を利用してもST-301ではなかなかお湯が湧かないという事態になった。冬は寒い、よくわかった。

 

 じゃあ低温でも使用できるといSOTOのCB缶なら着火・燃焼継続・火力において大丈夫かといえば、そうだろうか(何)? 低温でも燃焼可能なイソブタンやプロパンが入っているとしても結局は配合割合は小さい。SOTOのパワーガスの場合、(ブタン, イソブタン, プロパン)=(70%, 20%, 10%)ということだが、低温ではプロパンで燃焼が始まる(着火する)ものの、ヒートパネルがないなら結局はプロパンとイソブタンが燃焼しきったら燃焼停止する気がする。昨年の大晦日イワタニのカセットガスでも最初は燃焼したが、これはブタン:イソブタン=7:3のうちイソブタンを使い切ったからではないかと思う(加えてガス缶自体がガス燃焼に伴いさらに冷えた)。

 

しかしコーヒーが飲めないのは困る。コーヒー飲まないとIQ3くらいで何もできない。なんとかしなくてはいけない。というわけで、CB缶からOD缶への切り替えを図る(つづく)。