おおかみこどもと・・・

我が輩はD(博士後期課程)である,ジャーナルはまだない.日がな一日うじうじ実験したり進捗報告書を書いたりして生きている.

いつの間にやら夏が半分以上終わっている.実験して進捗報告書作って,国際会議の原稿投稿したら終わってた.あと,怪しい英語の勉強とか.文法ってなんだっけ・・・.なぜ,あんないい加減な英語で話させているのか,自分でもよくわからない.わかっていないから直せない.

夏の某お祭り前後から大学の友人やらが関東圏に帰省してきた.ヘリコプターのパイロットって,コンピュータと呼ばれる円盤的な何かで対風速度とか計算するのね.高価な測定機器が付いているのは最新の機体だけで,ベト○ム戦争時に使われていたようなヘリだと,人間がノットとか距離とかを計算してナビするとかそんな.

お祭りついでに帰省している連中,その内数名と映画を見に行った.うわさのおおかみこどもである.財テクすげー.わずかな貯金で数年間くらせるのか・・・.さすが一橋(※注:主人公,花の通う大学は一橋大学がモデル).もう、なんか,あれだね.自立という言葉がのしかかってきた.

小学生とかみにきていたけれど,あれでケモナーになったらどうするんだ! と,一緒にいった連中が騒いでいた.業が深い人達・・・.

感動したかどうかはさておき,生きるってこういう具象をさすのだとしたら,この俺の生活はいったい・・・などと思ってしまった.雨と雪の父もいったい・・・.ひたすらピアノが映える映画.なんとなくタルコフスキーの鏡とか思い出した.

お前はもう死んでいる(社会的にも人としても),ということなのかしら.アホなこといってないで勉強しよ.