参考書の話

パターン認識の専門書ばっかり読んでいてもねぇ、基礎学力がねぇ・・・という話。斉藤正彦の線型代数は読んでいても、線形代数演習は最後まで読んでいない、とか。マリツェフの線型代数は知っていても、ラングの線型代数は知らない。伊理正夫の線型代数は研究室にはあるけど、個人ではもっていない。

加えて線型代数が出来ればOKかというと、そんなことはなくて、ヒルベルト空間での関数の振る舞いをもっと理解しないとダメだという。すでに何冊か積んど君になりかけていてあばばば。

双対空間やらを考えて便利なのはフーリエ空間。2次元および3次元の離散フーリエ変換に焦点を当てた本がSpringerからついこのあいだ出た。入手したものの、まだ読めてないorz

そういえば、Dgc先生のMathematics of Shape Descriptionを読み終えた。今年の輪読は終了。モルフォロジーの章にあったが、境界の考え方はちと難しいらしい。この章では和、分解、接着という3つのoperationを考えているわけだが、接着(ふたつの形状を境界でくっつける演算)についてはミンコフスキー演算で定義していない。これは境界の扱いをどうするかが問題になっていて、実際のところはどうするのかはっきりとは書いてなかった。実際の計算はできても、閉じた演算として定義できないのか? よくわからない。

勉強足らないなぁ・・・。あるいは、勉強が足らないのではなく、納得するまで考え続ける習慣が身に付いていないのかもしれない。わからないものをそのまま放っておくようではちょっとな・・・。