グループライセンスで購入したアカデミック版のMatlabをこのたびサーバマシンにインストールした．商業用のライセンスと異なり，使用法にインディビデュアルライセンスは選択できず，コンピュータ指定を利用する他なかった．このライセンスは，指定した1台のコンピュータにMatlabをインストールすれば，そのコンピュータにアカウントを作れば誰でもMatlabを利用することができるライセンスである．で，「誰でも利用できるっちゅーことはサーバにインストールしたらローカルネット上にいるラボメンで使い放題だ！やふー！！」とか思っていれてみたものの，本日，リモートデスクトップを利用した，複数アカウントの同時起動は不可能なことが発覚．
License Manager Error -9
で，Mathworksのトラブルシューティングを調べたところ，
2. If you have a Designated Computer (DC) activation type, this error means that either the Host ID of your license file is incorrect, or that the MATLAB license is already in use by another user.
どうやら，1台に1ライセンスインストールしたら，1ライセンス使用中は他のユーザは起動不可能とのこと．いや，考えればあたりまえですよね．でなければ，コンカレントライセンスなどないわけで・・・．商売上手ですな．
で，複数同時起動は出来ないわけですが，要はライセンス数なわけで，じゃあ複数ライセンスを１台に使えばいいじゃんよ．と思ってもう1ライセンス入れてみた．どのライセンスも割り振られたToolboxは同じなので，追加インストールは必要ない．なので，アクチベーションスクリプトを動かして認証すればよい．
$ su - # /usr/local/MATLAB/R2010b/bin/activate_matlab.sh
これで，2人のユーザがリモートデスクトップで同時起動しても大丈夫．2ライセンス使いましたがね・・・．Matlab本体＋9toolbox．1ライセンスにいったいいくらかかっているのか考えたくない．普通に10万単位．100万いった？
今はいいが，利用者が増えた場合は，サーバのナンバー＋ディスプレイ番号，で割り振りを行う必要があるだろう．まあ，今は3,4人しかいないので，適当にあいているサーバを利用してもらう形でよかろう．卒論で忙しいB4に割り振って，僕はNIIのインディビデュアルライセンスをサーバに入れれば，4台までは同時起動可能だ．ふははは．これでサーバ2台+i7マシンで実験可能＜実験しろよ．まあ，もう1台セットアップする必要はあるか．残り2台のサーバマシンに残りのライセンスを，2,1と振っておしまいかな．明日の研究打ち合わせでSKI先生にこれらのことを報告，運用方法を相談しようと思う．
http://www.mathworks.com/support/solutions/en/data/1-17RCK/index.html?s_cid=pl_LME9_r2010b
http://www.mathworks.co.jp/support/solutions/ja/data/1-9KXPH5/index.html?product=ML&solution=1-9KXPH5
なお，日本語版のトラブルシューティングは役に立たなかった．
http://www.mathworks.co.jp/support/solutions/ja/data/1-9LT98M/index.html?solution=1-9LT98M
